イチケイのカラス考察

「イチケイのカラス」第9話裁判員裁判について考察!人を裁くとはどういう意味か?

イチケイのカラス裁判員裁判を行う意味とは

フジテレビ系列4月クール月9「イチケイのカラス」では、名言・名セリフが沢山飛び出てますね。

今回は、私たちの視聴者の身にも起こる可能性のある「裁判員裁判」をテーマにした物語です。

これまでイチケイメンバーが行っていた裁判とは違い、より視聴者に近い人たちが加わる事で「人を裁くとはどういうことか」をより考えさせられました。

思うところも沢山あった話ですので考察していきたいと思います。

原作でも人気が高かったのがこの裁判員裁判の話です。興味のある方は全4巻の原作イチケイのカラスも読んでみてください。

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世田谷家政婦殺人事件のあらすじ

【世田谷家政婦殺人事件あらすじ】

事件の被告人は高見梓(春木みさよ)、被害者は桐島優香(八木さおり)。梓は家政婦として桐島家で働いていたが、ある時、柵が破損していることを知りながら3階のバルコニーで優香と争い、突き飛ばして転落させたという。梓は、転落後もまだ息があった優香をそのまま放置。たまたまやってきて異変に気づいた配達員が救急車を呼んだが、優香は命を落としていた。また優香は、梓に多額の遺産を残すことを1年前に弁護士に書面で伝えていたという・・・

しかし、事件の真実は被害者である桐島優香は娘希美の父親である男を過去殺害しておりその事件が明らかにされる事を恐れ娘を守るため自ら命を絶ったのであった。そして、過去に亡くなった自分の娘の心臓を移植している希美を可愛がっている家政婦の高見に遺産を残し思いを残したのである。高見はこの真実を希美のために隠し通そうとするがイチケイと裁判員裁判官の真実を知るための捜査で明らかになっていくのであった。

ちなみに裁判員裁判とは、殺人事件など重大な犯罪を扱う刑事事件に国民から無作為で裁判官を選出する制度です。一つの裁判で裁判員は6名選出され裁判官は3人で行います。

【世田谷家政婦殺人事件の】

  1. 塾講師の大前正一(山崎銀之丞)
  2. 婚相談所勤務の落合清美(池津祥子)
  3. 土木作業員の田部公平(山口森広)
  4. 主婦の立原理沙子(太田順子)
  5. 証券マンの西園寺勝則(永田崇人)
  6. 大学生の小中渚(羽瀬川なぎ)

【イチケイの裁判官】

入間みちお・駒沢部長・坂間千鶴の3名

裁判員裁判で印象に残ったシーンの考察

憶測やイメージで判決を決めようとする

まず最初に印象的だったのが、第1回審理の後裁判官だけでの議論の場での裁判胃裁判達です。

この時は、裁判官としての一体感がなく、第1回審理で見た被告の印象やネットに掛かれている悪評から判断したり、小説的に憶測をしたり、反対にそんな事で分からないと言いたい放題の判決が展開されていきます。

そこには、真実を知ろうとするそぶりはなく”決めつける”という何とも一般人らしい姿が描かれていました。

結論として第1回審理後は、3階から落下した被害者を救急車を呼ばずに呆然と見ていた点がありえないという事で9割の殺人判決でまとまります。しかし、全員ではないという事で、さらに審理を重ねる事となっていきます。

これまでイチケイのカラスを見てきた側からすると、もっと真実を知ろうとしなければと思ってしまうところでしたが、実際自分が選ばれたらと思うと、同じようにイメージや印象で早々に決めつけてしまわないだろうかと考えさせられるシーンでした。

ここですかさず駒沢部長が「裁判は提出された情報だけで判断しなければならない」と伝え修正が行われます。

徐々に人を裁くという事を理解する裁判員裁判

最初は大多数が殺人をしたという黒の判決を行っていた裁判員たちですが、事件を調べる過程で、被告や被害者、そして被害者の娘について知っていく事になります。

その中で、第1回審理で100%黒だと主張していた土木作業員の田部が「やっぱりやっていないと思う」と主張を覆します。

裁くという事に迷っているリアルなシーンを感じさせてくれる場面ですね。

主張を変える事は恥ずかしくないとみちおは伝えます。

素人には人を裁くことは出来ないのか?

この物語で一番の見どころがやってきます。

裁判員たちは、人の人生を左右する裁判のプレッシャーからあるものは「もう無理だ降りたい」とあるものは「裁判に素人を参加させる制度そのものが間違っている」とそしてあるものは「裁判官ですら素人を参加させ理解してもらえない状態になるかもしれない中でやる意味はあるのか?」と問いかけるのでした。

このシーンは確かにそうだと考えさせられるシーンでした。

法について全く知らない裁判員が裁判に参加することで、印象やイメージで裁判が行われるというのは少し違うように感じるのももっともです。

ましてや人の人生を左右する裁判に参加するという事はそれなりのプレッシャーがかかります。そんな中で忖度せずに一般の人が公平な立場で裁くことが出来るのか自分に置き替えて考えてみると自信がありません。

しかし、そこには意味がしっかりとあるのです。

裁判員が裁判に参加する意味とは

この裁判員たちの同様に、イチケイメンバー(入間みちお・駒沢部長・坂間千鶴)はこう答えます。

「育ちも環境も違う人間だからこその正しさがある、それぞれの立場の正しさがある。みんなが思ういろんな正しさから真実を見極める事が裁判員裁判」(入間みちお)

「判例に縛られ形だけで刑を決めがちな刑事裁判において柔軟に判決を下すために裁判員裁判はある」(駒沢部長)

「しんどい、きつい、それは被告人の心に触れたから。人は矛盾している割り切れない。善人にも悪意はある。悪人の中にも善意はある。決して一色には染まらない。」(坂間千鶴)

どれも、心に届く言葉ですね。

この中で裁判員裁判の必要性も最も表しているのは駒沢部長の「判例に縛られた形だけで刑を決めがちな刑事裁判官」と言う言葉です。

日本の刑事裁判官の有罪率は99.9%と驚異の数字です。この数字が冤罪の温床になっていると多くの専門家が語ります。

イチケイのカラスでも描かれた裁判官と検察の官僚的な忖度な世界。

人を裁くという上で、そのような事情で判決が下されてはいけない。そういった背景からこの裁判員裁判は生まれたのだと思います。

逃げ出す事それも仕方がない

イチケイの裁判官たちの言葉で、被告と向き合い事件の真実をもとに判決を下す方向へと向かう裁判員たちですが、最後の判決の前に主婦の立原理沙子がプレッシャーに耐えられず辞退したいと言います。

事件に触れるうちに被告や被害者の事が他人事だと思えなくなる。

これは駒沢部長の言葉ですが、実際の裁判員裁判でもありえそうですよね。

裁判官は中立でなければいけないのに、知れば知るほど真実以外の感情が付きまとってしまうそういう仕事なのだと思います。

必要なのは人を裁く覚悟なのだ

だからこそ、必要なのは「人を裁くという覚悟」なのだと教えてくれるシーンでした。

「人を裁くという覚悟」と言うのは、真実をもとに判決を下す事が唯一関わる人たちを救う事が出来るというものだと思います。

これは、イチケイのカラスでこれまで何度も描かれてきた「カラスになれ」というテーマと同じです。

被告が前を向くためには、真実を受け入れてもらうしかないと。そんなことを教えてくれた今回の裁判員裁判の話だったと筆者は考察します。

裁判員裁判を通してテーマ考察

今回の裁判員裁判の話を通して伝えたかったことは、「人を判断するという事はどういうことか」という事だと思います。

裁判員裁判の重要性や裁判官としてどうあるべきかと言うのはもちろんですが、私たちの日常生活に対しても訴えかけるものがあったと考察します。

現代では、ニュースやSNSなど多くの情報が行きかう中で真実よりも先に噂やイメージを選考させて物事や人を判断する事が多くなりました。

その結果、SNSの誹謗中傷などで自殺者が出るなど問題が出てきていますよね。

これらも、今回の話と一緒で人を判断するというのは本来はそれだけの責任感と覚悟がいるはずです。

なぜかと言うと、一つの間違いが人の人生を左右してしまう事に繋がる事があるから。

イメージや憶測で非難する前に、実際のところはどうなのかと、一歩下がって全体を見渡すことを教えてくれたのが今回の裁判員裁判の話だと考察します。

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