2021年4月ドラマ【イチケイのカラス】は人気の高いリーガルドラマでは珍しい「刑事裁判官」を主人公としたドラマです!
この作品は浅野理都さん原作の【イチケイのカラス】(講談社モーニングKC刊)にドラマオリジナルを加えての物語展開となっています!
漫画版ではメインキャラクターではあるものの主人公ではない入間みちおがドラマ版では主人公としてイケメン俳優「竹野内豊さん」が演じています!
竹野内豊さん演じる入間みちおのセリフ「死んでないけど、生きてもいない」について解説していきます!
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https://twitter.com/ichikei_cx/status/1333204506532671490?s=20
Contents
「死んでないけど、生きてもいない」
現在ドラマは放送前ですが、原作では大きな意味を持つ「死んでないけど、生きてもいない」というみちおのセリフ。
おそらく、ドラマでも同じセリフが重要なものとして登場するのではないでしょうか。おそらく視聴者の中にも気になる人は沢山いると思いますので、どのような意味が込められているのかネタバレを気を付けつつ解説していきたいと思います!

【イチケイのカラス4巻 著浅野理都さん モーニング】
不条理に打ちのめされたみちお
入間みちお「刑事裁判官」になる前は、判決を覆す「凄腕弁護士」として、活躍していました。
一方で救えなかった被告への思いでさいなまれていますが、「全力を尽くしても救えなかった人たちの心の叫びを無駄にするわけにはいかない」という気持ちで刑事弁護士に励んでいました。
しかし、ある控訴審を担当した時に被告やみちおの努力むなしくすべての証拠が「提出不必要」という理由で「担当刑事裁判官」に却下されてしまい、みちおは完全に裁判の不条理に打ちのめされてしまうのです。
※ドラマ版でみちおに「証拠不必要」を言い渡すのは、エリート中のエリートである最高裁判所判事の日高亜紀(草刈民代さん)です。
死んだように生きても仕方がない

【イチケイのカラス4巻 著浅野理都さん モーニング】
「検察官は強すぎる正義感と、弁護士は無力感と戦わなければならない」
これは、みちお本人のセリフで。
みちおは「裁判の持つ不条理」に打ちのめされ、刑事弁護士が抱える「無力感」に負けた。もっと言うと「戦えなくなった」です。
残ったのは無力感だけ
これまで、全力を尽くしどうにか「被告」を救おうと懸命に弁護をしてきたみちおに残ったのは「無力感」だけでした。
ただ、ひたすらに「無力感」だけが残り戦う事も出来ないような状態というのは、まさに「死んでないけど、生きてもいない」という状態なのです。
「死んでないけど生きてもいない」のメッセージとは
「人は戦いをやめたら終わり」
筆者はみちおの「死んでないけど生きてもいない」というセリフに、作者の浅見理都先生から「人は戦いをやめたら終わり」というメッセージが伝えられているという風に感じました。
「無力感と戦っている弁護士」「強ぎすぎる正義感と戦う検察官」のように誰でも何かと戦っているのです。
時には、みちおのように不条理に打ちのめされる事もありますよね。でも、戦いをやめてしまったら「生きているけど、死んでいるようなもの」のではないのでしょうか。
物語ではそれを「無力感」という言葉で表してくれています。
負けるなと言っているわけではない
「人は戦いをやめたら終わり」というメッセージには決して「負けるな」と言っているわけではありません。
どちらかというと、「人間というのは弱く負けそうになる」という事が上手に描かれています。
そして、そういった「弱い人間」にどう光を与えられるのかがこの物語のテーマです。
一度「負けてしまった」みちおだからこそ、形は違えど似た境遇にいる人にやれることがある。その部分に光をあてるような物語ですね!
ドラマでのメッセージ性もおそらく、似たようなところにあると思いますので自分に照らし合わせ視聴してみてください!
メッセージを受け取るというのも物語を見る上でとても楽しい事です!
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